FP資格は転職に有利か?
よく、「ファイナンシャルプランナ資格は転職に有利!」などと書いてあるものを見ますが実際のところはどうなんでしょう!?
本当に転職に有利な資格であれば、ぜひとも取りたい!という人は多いと思います。そこで、実際に転職に有利なのか!?を管理人みずから実行してみましたw
2008年春、10年以上務めていた会社を辞めました!!

もちろん、僕が転職を決意したのは、当サイトのネタの為ではなくw、勤めていた会社の業績が、かなり悪化しており、年収も150万ほどさがり、更に下がりそうな状態だったからです。業績回復の見込みもまったくなかったし・・・。
で、簡単に僕のスペックというと・・・
・30代前半
・主な経験業務:営業事務
・営業経験:2年くらいあり
・資 格 :2級FP技能士(AFP)、初級シスアド
・転職経験:無
・英 語 :全然ダメw
といったところでしょうか。
で、僕の実体験での正直な感触は「持っているだけのファイナンシャルプランナー資格は転職に一切役に立たない!」ということです。やはり、どんな仕事を経験しているか?ということが大事だということを身をもって痛感しました。20代なら未経験でも良いようですが、30代半ばにさしかかる年齢の場合は何をしてきたのかが問われるようです。
僕は取得していません(いや、取得できない?)が、おそらく1級FP技能士やCFPを持っていても同じだと思います。
資格を取得すると、自分がやってきたことを証明できる
まあ、結果的にはおかげさまで転職は無事に出来たのですが、後日、採用した理由を聞くと「ひとつの会社にちゃんと10年以上勤めていたこと。」だそうです。
ストレス耐性の方が評価につながったようで・・・ヽ(°▽、°)ノエヘヘヘヘ
それと大事なことをもう一つ、「社会人になっても、FP等の資格を取得したりして、継続的に勉強している人だと思った。」と言われたことです。
これを聞いた時に、FP資格を取っておいて本当に良かったと思いました。
資格なんか取得しなくても日々の仕事の中で、向上心を持って勉強している方はたくさんいます。
例えば、人事課の方であれば労働基準法等の法令の勉強、IT関連の方であれば新たなプログラミング言語を勉強したりなどを日々のルーチンワークとして行っている方々などなど。
こういった自分が人よりも努力して勉強していることを、職場の中でなら上司や同僚などが見ていて評価されることもあるんですけど、転職の採用面談などでは「私はこんなことができる。」と客観的に証明するのって割と難しいんですよね。
面談なんてだいたい20〜30分くらいです。相手は僕のことを履歴書や職務経歴書でしか知らないですから、何かの資格があった方が明らかに有利だということは感じました。
「これまで行ってきた業務の中で、〇〇〇についての知識が必要と思い、〇〇〇の資格を取得しました。そして、その知識を活かし、所属部署の業績向上に大きく貢献することができました。」という感じで、自分自身も説明しやすいですし、面談相手にも説得力を持って話すことができたんですね。
ファイナンシャルプランナーの資格でなくてもよいですが、資格を取得しておけば、「自分は日々精進して勉強している人間です」と自信を持っていえるということが転職活動の際にかなりの強みになると感じました。
ファイナンシャルプランナー資格が活かせる業界もある
もちろん、FPの知識を生かして税理士や社労士などの仕事をされている方はとても有利な資格になると思います。その他、保険業界や証券会社等でもFP資格を持っていると強いようです。
会社によっては資格を取得すると給与面で優遇され、月2〜3万円資格手当てが貰えるところもあります。うらやましい(´・д・`)
ただ、金融関係の業界では2級FP技能士・AFPは最低限持っていて当たり前とする会社もあるようですので、資格を持っているだけで有利になるとは限らないようです。